◆第58回報知杯フィリーズレビュー・G2(3月10日、阪神・芝1400メートル、1~3着馬に桜花賞の優先出走権)追い切り=3月6日、栗東トレセン
栗東に滞在して調整しているコラソンビート(牝3歳、美浦・加藤士津八厩舎、父スワーヴリチャード)は坂路で51秒7―12秒4。これまではそこまで速い時計を出していなかったが、手応えには余裕がありながらも、この日の6位タイの好時計だった。厩舎での手入れの際も、リラックスして精神面もよさそう。「競馬に向けて、1本は速い時計を出したかった。ほぼ馬なりで、54秒くらいの感覚でも、馬が自ら動いてくれましたね」と伊藤助手は笑みをみせた。
阪神JF3着が強い内容で、今回の組み合わせなら実績も最上位。「環境に慣れるのに少し時間はかかったけど、レースに向けて態勢は整ったと思います」と同助手。加藤士厩舎は先週の報知杯弥生賞ディープインパクト記念を勝った。報知杯FRも連勝する可能性は十分だ。