◆第42回中山牝馬S・G3(3月9日、中山競馬場・芝1800メートル=稍重)
フルゲート16頭によって争われた4歳以上の牝馬によるハンデ重賞は、5番人気のコンクシェル(牝4歳、栗東・清水久詞厩舎、父キズナ)が逃げ切り勝ち。3勝クラスから連勝で重賞初制覇を果たした。鞍上の岩田望来騎手は今年の重賞初勝利。勝ちタイムは1分49秒0。
2着に4番人気のククナ(戸崎圭太騎手)、3着に6番人気のシンリョクカ(木幡初也騎手)が続いた。1番人気に支持されたフィアスプライド(クリストフ・ルメール騎手)は9着、2番人気のヒップホップソウル(北村宏司騎手)はシンガリ16着に敗れた。
西村淳也騎手(コスタボニータ=5着)「大事に乗りすぎました。もっとアグレッシブに運んでも良かったのかもしれません」
大野拓弥騎手(タガノパッション=6着)「内、内を回って馬場の悪い所もこなしてくれました。最後までしっかり走ってくれました」
松岡正海騎手(クリノプレミアム=7着)「ペースが遅かったので、もう1つ前の位置を取る予定でしたが、そこがうまくいかなかった。ただ、その中でもスムーズに運べたし、もうひと押しなんですけどね。あとは展開次第でしょう」
木幡巧也騎手(アレグロモデラート=8着)「ゲートのタイミングが合わなかったです。向こう正面で位置を上げて行けたけど3、4コーナーでもたついて離されてしまったのが痛かったです」
菅原明良騎手(ルージュエクレール=10着)「ゲートをうまく出てくれて手応え良く運んでいましたが、3、4コーナーで脚を取られて進まないような感じになってしまいました。もっときれいな馬場でやりたかったです」
横山武史騎手(ラヴェル=11着)「課題だった折り合いはうまくついていました。ただ、3、4コーナーで馬場に脚を取られてしまったし、エンジンがかかった4コーナーで進路がなくなってしまって少しちぐはぐになってしまいました」
古川奈穂騎手(グランスラムアスク=12着)「この馬の形で前にと思っていましたが、外の方が速かったし、自分の形に持ち込めなかったです」
丸田恭介騎手(ルージュリナージュ=13着)「スタートは最近のなかでは良く出てくれました。ただ、そのあとに不利を受けてしまいました。それでリズムが崩れてしまいました。もったいなかったです」
杉原誠人騎手(キタウイング=14着)「この馬のリズムで行けました。ただ、広いコースの方が合うのかもしれませんね」
原優介騎手(ファンタジア=15着)「前回、ゲートでそわそわしていたので、早めに入れさせてもらいました。今回も中でそわそわしていました。うまくリラックスして出られるかなというタイミングのところで、隣の馬が暴れてしまってうまく出られませんでした」