◆第58回報知杯フィリーズレビュー・G2(3月10日、阪神競馬場・芝1400メートル、1着~3着馬に桜花賞の優先出走権、良)
14頭(キャンシーエンゼルは競走除外)で争われた桜花賞(4月7日・阪神、芝1600メートル)トライアルは、藤岡佑介騎手が騎乗した単勝11番人気のエトヴプレ(牝3歳、栗東・藤岡健一厩舎、父トゥーダーンホット)が、重賞初制覇を飾った。勝ちタイムは1分20秒1。
2着に1番人気のコラソンビート(横山武史騎手)、3着に12番人気のセシリエプラージュ(ミルコ・デムーロ騎手)が入り、桜花賞への優先出走権を獲得した。
菱田裕二騎手(バウンシーステップ=4着)「少し(ハミを)噛むリスクもありましたが、ポジションを取りにいく競馬。3、4角からいいリズムで走れて、最後も狭いところを割って、よく伸びましたが、権利を取れずに残念です」
岩田望来騎手(オメガウインク=5着)「枠が悪かった。もう少し内なら違った競馬になっていたと思います。外でここまできたのは僕だけなので、力は見せられたと思います」
団野大成騎手(ロゼフレア=6着)「前回より調整過程が良かったです。休み明けのぶん、追い出してからの(スピードの)乗りがジワジワという感じでした。阪神1400メートルは瞬発力が求められるので、その分ですかね」
酒井学騎手(カルチャーデイ=7着)「馬に申し訳ないことをしました。行く馬を行かせようと思っていましたが、思ったよりは速くならず、ガチャガチャした。あれなら、2番手でスムーズに行かせた方がよかったです」
坂井瑠星騎手(ドナベティ=8着)「スタートで地面に顔をぶつけてしまった。着差はそんなになかったので、五分に出れば、もう少し際どかったかもしれません」
和田竜二騎手(マーシーラン=9着)「リズム良く行ってましたけど、この馬にしてはもっと後ろでもよかったかも。位置を取ったぶん、(最後に)バラッとなってしまいました。今日の時計ではまだ走れなかったのかも」
バウルジャン・ムルザバエフ騎手(レディマリオン=10着)「初の1400メートルで短い感じがしました。手応えはよかったが、まだ学んでいく段階です」
永島まなみ騎手(ポエットリー=11着)「あまり外を回したくなかったので、それを意識していたら、位置が後ろになりました。ラストはいい脚でした。1400メートルでは忙しい感じがあるので、1600メートルでジワッと行ければ」
鮫島克駿騎手(シカゴスティング=12着)「ゲートを出て、左右からつつかれる形で、向こう正面でのリズムがあまり良くなかった。プレッシャーをかけられて、息が入らなかった」
松若風馬騎手(オアシスドール=14着)「スピードがあって、二の脚はいいが、一本調子なところがあります。力を抜いて、走れるようになってくれれば」