【スプリングS】シックスペンスが強烈な瞬発力で突き抜け無傷V ルメール騎手絶賛「反応がすごかった」

シックスペンスの快勝に笑顔を見せる国枝栄調教師(左)とクリストフ・ルメール騎手(カメラ・荒牧 徹)
シックスペンスの快勝に笑顔を見せる国枝栄調教師(左)とクリストフ・ルメール騎手(カメラ・荒牧 徹)

◆第73回スプリングS・G2(3月17日、中山・芝1800メートル、良)

 皐月賞(4月14日、中山)トライアル(3着馬まで優先出走権)は3歳馬10頭立てで争われ、1番人気でクリストフ・ルメール騎手騎乗のシックスペンス(牡、美浦・国枝栄厩舎、父キズナ)が重賞初挑戦で勝利を収めた。最後の直線はあっという間に抜け出すと、一気に突き抜け、3馬身半差をつけて勝負を決めた。新馬、ひいらぎ賞に続くデビュー3連勝で、無敗馬の制覇は昨年のベラジオオペラに続く13頭目。ルメール騎手は今年の初重賞制覇。勝ち時計は、1分49秒4。

スプリングSを制したシックスペンスと(左から)クリストフ・ルメール騎手、国枝栄調教師(カメラ・荒牧 徹)
スプリングSを制したシックスペンスと(左から)クリストフ・ルメール騎手、国枝栄調教師(カメラ・荒牧 徹)

 2着は9番人気のアレグロブリランテ(横山和生騎手)、さらに1馬身離れた小差の3着争いは4番人気のルカランフィースト(横山武史騎手)が鼻差で制し、貴重な本番への切符を手にした。チャンネルトンネル(松岡正海騎手)、コスモブッドレア(石川裕紀人騎手)は4着同着だった。

スプリングSを制したシックスペンス(カメラ・荒牧 徹)
スプリングSを制したシックスペンス(カメラ・荒牧 徹)

 クリストフ・ルメール騎手(シックスペンス=1着)「向こう正面で風が強いからペースは落ちたけど馬の後ろでいいポジションを取れた。ペースが速くないので早めに外に出したら、反応がすごかった。距離は延びても、問題ないと思います。とても乗りやすい。2000メートル以上はいける。(今年初重賞制覇)カメラの前は久しぶりですごくうれしい。3戦3勝。能力がたくさんありそう。楽に伸びてくれた。すごくいい競馬でした」

 国枝調教師(シックスペンス=1着)「スタートが良くて、いいところを取って理想的な競馬。折り合いもついていたし、3、4コーナーの内が悪いから外目の3番手を取れた時にコースは選べると思っていた。1000メートル63秒でも折り合ったからね。コントロールが利くし、距離は大丈夫。ちょっと硬めだけどフットワークはいい。距離は延びても問題ない。後はオーナーサイドと協議する。生き物なんでこのあとの疲れはあるかもしれないが、現時点では状態はいい」

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