美浦トレセンで2歳馬が続々と入厩し始め、国枝栄厩舎の今年の〝一番乗り〟はアルレッキーノ(牡、父ブリックスアンドモルタル)とサイラ(牡、父ドゥラメンテ)の良血馬2頭だ。ともに3月15日に入厩して、ゲート試験合格を目指している。
アルレッキーノは、2016年のフローラSの覇者で、同年のオークスで2着に好走したチェッキーノを母に持つ。半兄ノッキングポイントは昨年の新潟記念を制しており、半姉チェルヴィニアは昨年のアルテミスSを勝つなど、兄姉2頭が重賞Vを飾っている血統馬だ。国枝調教師は「やっぱりいいよね。ちょうどいいサイズだし、点数が高い馬」と高い評価を与えている。
サイラは父ドゥラメンテのラストクロップで、母ポジティブマインドは現役時代にアルゼンチンでG1勝ちの実績を持ち、同国の2歳牝馬チャンピオンに輝いた。て国枝師は「大物感はあるけど、大型馬で時間はかかるかな。でもこの時期に来られているのはいい」と素質に期待を膨らませた。