◆第72回日経賞・G2(3月23日、中山競馬場、芝2500メートル)=3月19日、美浦トレセン
3勝クラスの身で挑戦のウインエアフォルク(牡7歳、美浦・根本康広厩舎、父ゴールドシップ)が、下克上Vを目指す。前走の松籟Sでは2年3か月ぶりに原優介騎手=美浦・青木孝文厩舎=とのコンビ。後方からしぶとく脚を伸ばして3着になり、スタミナを示した。昨年はジャパンC(15着)に果敢に挑戦したように、陣営の期待度は高い。根本調教師は「前走後は在厩で調整してきましたが、状態は変わらず。出るからにはチャンスはある」と気持ちを高めている。
連続で騎乗する鞍上は、ドバイ・ワールドCに出走予定のウィルソンテソーロの手綱を再び任されるなど、頭角を現してきた若手のホープ。原は「前走は久々に乗ったこともあって、位置を下げすぎてしまった。この条件への適性はある。状態もいいので」と人馬とも初めてとなる重賞初勝利を狙っていく。