◆第71回毎日杯・G3(3月23日、阪神・芝1800メートル、重)
3歳限定の重賞は10頭立てで争われ、5番人気で坂井瑠星騎手騎乗のメイショウタバル(牡3歳、栗東・石橋守厩舎、父ゴールドシップ)がハナを切ると、最後の直線で後続を6馬身差で突き放し、3連勝で重賞初制覇を飾った。管理する石橋調教師も2014年の開業以来初の重賞勝利となった。同馬は未勝利勝ち後に出走を目指した若駒Sを右前肢ハ行で競走除外となり、2月につばき賞を制した後に登録したスプリングSは左前肢フレグモーネで回避していた。勝ち時計は、1分46秒0。
2着は1番人気のノーブルロジャー(川田将雅騎手)、さらに首差の3着は4番人気ベラジオボンド(岩田望来騎手)だった。
松山弘平騎手(ファーヴェント=4着)「勝負どころでズブさが出ました。手応えほど動き切れなかったです。馬場は問題なかったです」
武豊騎手(スマートワイス=5着)「少しずつ幼い気性は直ってきたけど、まだもう一つギアが入らない感じ」
藤岡康太騎手(サトノシュトラーセ=6着)「前、前で運ぶプランで、スタートは出てくれましたが、思った以上にスピードが乗り切らなかったです。切り替えで内を選びましたが、逃げ馬が残る展開でした。もっと前めのポジションを選択していれば、結果は違ったと思います」
バウルジャン・ムルザバエフ騎手(ルシフェル=7着)「追い切りに乗って、良くなっていると思ったので、個人的には悲しい結果。道中のプランも思い通りだったし、折り合いがついて、のめっている感じもなかった。なぜ反応しなかったのか分からない」
池添謙一騎手(ナイトスラッガー=9着)「長く脚を使うタイプだと思ったので、ポジションを取りに行き3番手で運んだが、現状ちょっとしんどかったです。素質はいいものを持っているので、また一つ一つ頑張っていければ」
西村淳也騎手(トラジェクトワール=10着)「あまりこういう馬場は好きじゃなかったです」