【アルクオーツS】ジャスパークローネ奇策実らず11着…外ラチ沿い選択も陣営「内に行けばよかった」

カリフォルニアスパングが差し切り勝ち(カメラ・高橋 由二)
カリフォルニアスパングが差し切り勝ち(カメラ・高橋 由二)
アルクォーツスプリント制覇はならなかったジャスパークローネ
アルクォーツスプリント制覇はならなかったジャスパークローネ

◆アルクオーツスプリント・G1(3月30日、メイダン競馬場・芝1200メートル)

 【ドバイ(UAE)=水納愛美】12頭で争われた一戦は、日本勢は団野大成騎手が騎乗し、2月にサウジアラビアで行われたリヤドダートスプリント(4着)から海外を転戦して挑んだジャスパークローネ(牡5歳、栗東・森秀行厩舎、父フロステッド)はブービーの11着に終わった。初の海外G1制覇はならず、同レースの日本勢初勝利も逃した。勝ったのはアブドゥラ騎手とコンビを組んだカリフォルニアスパングル(セン6歳、香港・A.クルーズ厩舎、父スタースパングルドバナー)。勝ち時計は1分7秒50(良)。

 昨年のCBC賞、北九州記念を連勝。続けて挑んだスプリンターズSは0秒4差の4着に好走した。その後はブリーダーズCターフスプリント(12着)、香港スプリント(7着)、前走のリヤドダートスプリントと世界の舞台で経験を積み、これが4戦連続となる海外遠征だったが、1頭だけ離れた外ラチ沿いを進む奇策も実らず勝利をつかむことはできなかった。

 森秀行調教師(ジャスパークローネ=11着)「新潟のイメージで外に行こうとしたら、他の馬は内に行っていたし、ゲートもしっかり出ていたので、内に行けばよかった。出直して、また頑張ります」

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