【ニュージーランドT】エコロブルームが重賞初制覇 横山武史騎手は5年連続5度目の騎乗でレース初V

ニュージーランドTを制したエコロブルーム(左)(カメラ・荒牧 徹)
ニュージーランドTを制したエコロブルーム(左)(カメラ・荒牧 徹)

◆第42回ニュージーランドT・G2(4月6日、中山競馬場・芝1600メートル=稍重)

 3着までにNHKマイルC・G1(5月5日、東京競馬場)の優先出走権が与えられるトライアルは16頭によって争われ、横山武史騎手が手綱を執った3番人気のエコロブルーム(牡3歳、美浦・加藤征弘厩舎、父ダイワメジャー)が直線で抜け出し、重賞初制覇を飾った。横山武騎手は2020年から5年連続5度目の騎乗で初勝利。加藤征調教師は2021年京成杯(グラティアス)以来のJRAタイトルとなった。勝ちタイムは1分34秒4。

 2着に1番人気のボンドガール(武豊騎手)、3着に9番人気のユキノロイヤル(石橋脩騎手)が続いた。

 横山武史騎手(エコロブルーム=1着)「加藤先生(征調教師)とも事前に話をしてこの馬のリズム良く、ポジションはどこでもいいと思ってあくまでリズムを大事に。自然と楽に先団も取れましたし、ちょっと嚙むシーンはありましたが、馬はよく我慢してくれて、最後いい走りっぷりだったと思います。直線で1回内を狙いかけましたが、そこは僕の判断ミスで、軽く引っ張るシーンはありましたが、再加速できたのは馬の力だと思いますし、馬に助けられました。調教で乗せてもらった時から柔らかみがあって、完成自体はまだまだ先かなという成長途上の段階ではあるんですけど、すごくいい背中をしていたので、ここも期待していましたし、この悪い馬場もへっちゃら顔で走ってくれたので、馬が素晴らしいと思います。今後も重賞だったり、G1とかあると思いますけど、チャンスのある馬だと思います。(今日は絶好調だが)おかげさまでいい馬に乗せていただいているので、ちょっとだめだったレースもいくつかあってそういうのをもっと取りこぼしをしないように頑張っていきたいですけど、まずは無事にケガなく、そして皆さまの期待にこたえられるように頑張っていきたいと思います」

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