こんにちは、山本です。いきなり、「こんにちは」を「きんにちは」と書いているような眠い昼下がりではありますが早速、栗東からパッチパチといきますか。
さて、昨夜のこと。晩飯はおとなしく宿泊施設の食堂でやろかとなりまして、S社のSクンとスーパーへ午後8時から惣菜&お酒の買い物。狭い路地を通って、のんびりドライブと思った瞬間でした。街灯もなく、非常に暗い中で一頭の小動物が右から横切ろうとしてきたのです。当然のように全力で急ブレーキ。スピードに乗っていた状態なら、恐らくアウトでしょう。その動物は脇の田んぼに逃げ込んだのですが、どう思い起こしても猫じゃない。「キツネじゃないっすか」とSクン。なるほど、確かにキツネやタヌキがサイズ的にはピッタリくる…。
栗東は馬だけではありません。随分と前ですが、横が茂みになっている道を通り、友道師が坂路へ向かっている時、コースの外ラチに大型の猿が座っている姿を発見。その写真に驚いた記憶があります。元々、大学時代は六甲山の近くに住んでいたのですが、街中で猪に出会うことも多かった(囲まれたこともあったっけな)。犬やネコならともかく、それ以外の動物はいくつになっても突然の遭遇はビビるもの。もう、ご勘弁願いたい…。
ということで、馬の話題を健全に扱う当ブログはそろそろ本題へ。今日は栗東でのナマ取材を中心にお伝えしていきましょう。
まずは須貝厩舎。本日の紙面に掲載したPOG対談ではジェゼロ(牡、父サートゥルナーリア、母ラルケット)を大きく取り扱いましたが、栗東入り後も須貝調教師の高評価はキープ。「距離は問題ないし、クラシックを目指さないと」と力が入っていました。あと、同じく栗東に入っているリアライズオーラム(牡、父オルフェーヴル、母オリガミ)も相変わらず好感触。「気性もおとなしいし、いい体をしている」と笑みを浮かべていました。あと、姉にコナコーストを持つマジックサンズ(牡、父キズナ、母コナブリュワーズ)も栗東に入っていて、感触は悪くなかったです。何度も何度も書いていますが、須貝厩舎は早めの始動が見込める馬の活躍度は非常に高いと思うんですよね。
「今週あたり入れるかも」と話していたのはスピリットサージ(牝、父ブリックスアンドモルタル、母サラフィナ)です。こちらは兄にジェニアルがいますね。馬主は社台RH。先月の時点で「きれいなシルエットをしていますよ。距離も融通が利きそうだし、早い時期から楽しめる存在じゃないかな」と話していたんですが、この日も「すごく軽いんだよ」とのこと。入厩を楽しみにしていました。
あと、皐月賞で2着だったコスモキュランダの話題から名前が出たのが、同じ父を持つウィルサヴァイブ(牝、父アルアイン、母クラシックリディア)です。馬主は安原浩司さん。祖母にブルーメンブラットがいますね。「軽い馬場で良さが出そうな感じ。走りが非常に軽いですね。いい馬場で走らせたいタイプ。持っているモノは良さそう」と評価していて、こちらも早い時期が見込めるんじゃないかな。
続いては友道厩舎。今の栗東にはグティ(牡、父アドマイヤマーズ、母ベルスリーブとダノンフィーゴ(牡、父Into Mischief、母オリーズキャンディが入ってきています。特に自ら手がけた父の初年度産駒となるグティは馬主がエムズレーシング。兄に京都2歳Sを勝ったベルラップがいて、セレクト当歳セールでは6800万円がつきました。「ちょっと繊細というか敏感なところがある。ただ、マーズもカッとなりやすい面があったから、それがいい方に出てくれれば」と期待しているようです。
来年2月末で解散となる音無厩舎ではダノンフェルゼン(牡、父ミッキーアイル、母ダノンオスカル)とネティフラウ(牝、父ミッキーアイル、母ウィラビーオーサム)、ミッキーアイル産駒2頭がすでにゲート試験に合格しています音無調教師は「落ち着きがあるし、距離は短くない方がいいかも。1600メートルぐらいで走れれば」とダノンについては説明していましたよ。
最後に入厩情報。福永厩舎に今日、期待値の非常に高いスティレセイル(牝、父キズナ、母コーステッド)が入ってきましたね。以前にも書きましたが、ダノンベルーガの妹です。福永厩舎には先週、カルテシウス(牡、父キズナ)とメイショウハチロー(牡、父シニスターミニスター、母メイショウミハル)も入ってきていますね。詳しくは後日に。
今日はここまで、また次回です。ではでは