◆第169回天皇賞・春・G1(4月28日、京都・芝3200メートル)追い切り=24日、栗東トレセン
昨年の菊花賞馬ドゥレッツァ(牡4歳、美浦・尾関知人厩舎、父ドゥラメンテ)が、滞在中の栗東トレセンで最終追い切りを消化した。序盤からキビキビとしたフットワーク。手応え良く直線に向くと、しまいは強めに追われた。パワフルな脚取りで、6ハロン81秒9―11秒7をマーク。美浦から駆け付けた尾関調教師は「直線半ばまで持ったまま。促して、少し沈む感じでぐっと伸びていたし、いい感じだったと思います」と目を細めた。
前走の金鯱賞は5馬身差の2着に敗れたが、指揮官は「休みが長かったぶん、調整に苦労した。無駄に力んでいるところがあった」と敗因を明確にしている。「1回使われて、だいぶリラックスしています。(天皇賞・春は)菊花賞馬としては、行かないといけないところ」。再び淀で圧勝劇を見せる。