武豊騎手が盟友・ペリエ騎手との思い出を語る「びっくりするほどガンガン勝たれたものでした」

武豊騎手3000勝のセレモニーでキスをするペリエ騎手(2007年)
武豊騎手3000勝のセレモニーでキスをするペリエ騎手(2007年)

 凱旋門賞4勝や有馬記念3連覇など世界的な名手、オリビエ・ペリエ騎手(51)=フランス=の引退が報じられたことを受け、何度も名勝負を演じた武豊騎手(55)=栗東・フリー=が24日、自身のオフィシャルサイトで思い出を語った。

 「最近あまり乗っていないなあと気になってはいましたが、いきなりの引退発表は意外で、寂しい気持ちになりました。初めてやってきたのは彼が21歳でしたから、いまからちょうど30年前。(武豊騎手の父である)武邦彦厩舎が最初の受け入れ先だったわけで、びっくりするほどガンガン勝たれたものでした」と懐かしんだ。

 94年に短期免許で来日したペリエ騎手。いまでこそ、モレイラ騎手やレーン騎手など、世界の名手が毎年のように来日するようになった。武豊騎手は「ペリエ騎手の成功が、いまの日本の短期免許制度を軌道に乗せたと言ってもいいわけで、メジャーリーグで言えば野茂英雄さんみたいな存在」とリスペクトした。シンボリクリスエスやゼンノロブロイなど、多くの名馬で日本の競馬を盛り上げ、G1・12勝を挙げた名手は、25日のフランス競馬を最後にムチを置く。

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