◆京都新聞杯追い切り(1日・栗東トレセン)
第72回京都新聞杯・G2(4日、京都)で重賞初制覇を目指すインザモーメントが1日、万全の態勢をアピールした。雨で馬場の重くなった栗東・坂路を単走で55秒1―12秒8。力みのない動きで最後まで駆け、騎乗した鮫島駿は「負荷をかけるのではなく、のびのびと走らせました。馬場は悪かったですが、整っていると感じました」と振り返った。
全兄のリビアングラスは昨年の京都新聞杯で3着。賞金を加算できず、ダービーへ進めなかった。弟ともコンビの鞍上は「2400メートルでもいい走りをしていて、条件は問題ありません。お兄ちゃんはあと一歩でチケットを逃したので、何とかダービーに乗せてあげたいですね」と気合。青葉賞2着で優先出走権を奪取したショウナンラプンタに続いての権利取りを狙う。(内尾 篤嗣)