◆第19回ヴィクトリアマイル・G1(5月12日、東京・芝1600メートル)=5月7日、美浦トレセン
ライラック(牝5歳、美浦・相沢郁厩舎、父オルフェーヴル)は前走の阪神牝馬Sで10着と大敗。当日の馬体重は432キロと2走前から16キロも減らしていた。相沢調教師は「北海道から帰ってきたときからイライラしていたし、輸送もあってあんなに馬体が減ってしまった」と、敗因を分析する。今回は精神的に落ち着きを取り戻し、馬体も戻ってきたようだ。三尾助手は「カイバ食いが戻って、いま448キロ。440キロくらいで出走できるといいね。状態は上がってきている」と、言葉に力を込めた。22年エリザベス女王杯2着の実力馬が、復活に向けて静かに牙を研いでいる。