武豊騎手が東京2RでJRA通算4500勝を達成「次の1勝が目標です」

JRA通算4500勝を達成した武豊騎手(中央)(カメラ・荒牧 徹)
JRA通算4500勝を達成した武豊騎手(中央)(カメラ・荒牧 徹)
JRA通算4500勝を達成した武豊騎手(カメラ・池内 雅彦)
JRA通算4500勝を達成した武豊騎手(カメラ・池内 雅彦)

 武豊騎手(55)=栗東・フリー=は5月12日の東京2R・3歳未勝利(ダート1600メートル)でウェットシーズン(牡3歳、美浦・田中博康厩舎、父メンデルスゾーン)に騎乗して1着になり、史上初のJRA通算4500勝を達成した。1987年3月1日のデビューから2万4543戦目での到達。

 ―(レースは)いったんかわされましたが、また差し返しましたね。

 「そうですね。(2着のタンゴバイラリンに騎乗していた)田辺君が気を利かせてくれたみたいで、空気が読めましたね(笑い)」

 ―場内の大きな拍手は聞こえましたか。

 「本当に歓声と拍手で、ゴールしてもすごくうれしかったですね」

 ―4500勝を達成しましたが、改めて今のお気持ちをお聞かせ下さい。

 「ひとつひとつの積み重ねの数字なので、これだけ長くジョッキーをやってこられたことが、まずうれしいですし、これまでの馬と人に感謝です」

 ―4500勝というのは本当に大きな数字。どのように感じていますか。

 「目の前の1勝に全力を尽くしてきての結果。デビューした時はまさかここまで勝てるとは全く想像もしていなかったんですけど、本当に多くの方の力があって、ここまでこられたのかなと思います。感慨深いです」

 ―38年目のシーズンを迎えていますが、また一段と活躍している印象があります。

 「そんなことは自分では思っていないですけど(笑い)、本当に若手をはじめ、すごいジョッキーが日本にはたくさんいて、1つ勝つのも大変なんですけれど、こうやってジョッキーを続けていられるのはすごく幸せで、今後も頑張っていきたいです」

 ―今後の目標は。

 「次の1勝が目標です」

 ―この後にはG1のヴィクトリアマイルも控えています。いい馬(ナミュール)と巡り合いましたね。

 「すごくいいチャンスをもらったので、頑張りたいと思います」

 ―この後はオークス、ダービーと続きます。

 「楽しみなレースと馬が待っているんですけど、本当に実力のあるジョッキーばかりで簡単には勝たせてもらえないんですけど、みんなでいい競馬をしていけたらいいなと思います」

 ―ダービーでは、すでに6勝を挙げています。

 「まだ足りないですね(笑い)」

 ―最後にファンの皆様へメッセージを。

 「今日は祝福していただき、本当にありがとうございます。今後も頑張っていきますので、応援して下さい! ありがとうございました」

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