◆第7回葵S・G3(5月25日、京都・芝1200メートル、良)
2018年に重賞昇格した3歳馬限定のスプリントG3は18頭立てで争われ、8番人気で横山和生騎手騎乗のピューロマジック(牝、栗東・安田翔伍厩舎、父アジアエクスプレス)が、好発から後続の追い上げを許さず、逃げ切り、重賞初制覇を飾った。勝ち時計は、1分7秒1。
2着は7番人気のペアポルックス(松若風馬騎手)、3着は6番人気のナナオ(和田竜二騎手)だった。3連単は36万2410円の波乱決着となった。桜花賞5着で1番人気を集めたエトヴプレ(藤岡佑介騎手)は4着に敗れた。
西村淳也騎手(シカゴスティング=5着)「スタートも良かったし、短距離適性もありますね」
菱田裕二騎手(アウェイキング=7着)「すごくいい馬で、雰囲気も前回より良くなっていた。ただ速い馬が逃げる展開が向かなかった」
酒井学騎手(エポックヴィーナス=8着)「持ちすぎると良くないので、流れに乗せていきました。最後にスペースを見つけると、右にもたれる面も見せていた。1200メートルより1400~1600メートルがベター。しまいの脚は持っていますからね」
池添謙一騎手(ガロンヌ=9着)「ゲートは出たけど、これまでは1400、1600メートルだったので、今日はペースが速かった。戸惑いながら走っていて流れに乗れなかった。これからの経験になると思う」
岩田望来騎手(アスクワンタイム=11着)「思っていたよりついていけた。勝ちにいった分、最後は甘くなったけど、いい感じで成長してくれている」
武豊騎手(カルチャーデイ=12着)「返し馬から気分が乗っていなくて、変なスタートになった。牝馬の難しいところが出てしまった」
鮫島克駿騎手(エリカカリーナ=13着)「外枠で壁を作りたいと思って内に潜り込みました。下りから一気にハミをかんでしまった。もう少しリラックスさせられれば良かった」
松山弘平騎手(モンシュマン=15着)「枠は良かったですが、忙しかったですね」
亀田温心騎手(モズトキキ=16着)「スタートは出ていい位置が取れました。ペースもメンバーも重賞で強かった。この馬の競馬はできました」
幸英明騎手(クリスアーサー=17着)「4コーナー手前から手応えがなくなった。もっと走れる馬。敗因が分からない」