【日本ダービー】史上8頭目の無敗2冠を狙った皐月賞馬 直線追い上げも2馬身差届かず悔しい2着

2着に敗れたジャスティンミラノ
2着に敗れたジャスティンミラノ

◆第91回日本ダービー・G1(東京競馬場・芝2400メートル、良)

 史上8頭目となる無敗の牡馬クラシック2冠を狙ったジャスティンミラノは、惜しくも2着に敗れて初黒星を喫した。外の15番枠から行き脚がついて道中は好位をキープ。直線はやや内めに進路を取ると懸命に脚を伸ばしたが、先に抜け出した勝ち馬との2馬身差は縮まらなかった。自身10度目の挑戦で初のダービーVがならなかった戸崎は「いい形で運べたし、道中で(他馬に)まくられても冷静だったし、直線でも反応してくれたけど…。人気に応えられず、申し訳ありません」と悔しさをにじませた。

 現役最多のダービー3勝を挙げている友道調教師は、1番人気に応えられず渋い表情だった。「勝った馬が強かったですね。1コーナーで(内の)シュガークンに並ばれた時に少しかんだが、あとは予定通りの競馬だった。ジャスティンミラノも十分に力を出せたと思う」と言い訳はしなかった。

 前走の皐月賞では返し馬でイレ込んでいたことを踏まえ、今回はパドックから馬場へ先入れして、落ち着いてレースに臨めたのは収穫だった。秋のプランについて指揮官は「白紙の状態です」と話すにとどめたが、皐月賞馬の意地は見せられた。

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