◆三宮S(3歳以上オープン、6月9日、京都競馬場・ダート1800メートル=稍重)
1番人気のオメガギネス(牡4歳、美浦・大和田成厩舎、父ロゴタイプ)が、直線楽々と抜け出して2着ラインオブソウルに7馬身差をつけた。勝ち時計は1分50秒8(稍重)。
今冬のフェブラリーSで1番人気に支持された実力はダテでなかった。好位を追走したオメガギネスは、直線で早々と先頭立つと、後続をあっという間に引き離した。7馬身差。トップハンデ58キロも力が違った。「スタートはよかったですし、取りたいポジションを取れました。キックバックに慣れてきて、成長を感じました。強い競馬でした」と初コンビを組んだ松山弘平騎手は期待通りの勝ちっぷりに表情を緩めた。
3走前のフェブラリーSは1番人気で14着に終わったあと、陣営は馬具などを試行錯誤。「騎手が指示通りに乗ってくれて、道中もためが利いていた。完勝でした。この馬の強さをみせられた」と大和田調教師。昨年の勝ち馬キングズソードは秋にはJBCクラシックを制した。そのラインにのれる器だ。