【宝塚記念】小柄も力強い動きのブローザホーン 吉岡調教師「柔らかい馬場の方がいい」

厩舎周りで運動するブローザホーン
厩舎周りで運動するブローザホーン

◆第65回宝塚記念・G1(6月23日、阪神競馬場・芝2200メートル)=6月21日、栗東トレセン

 この日の栗東は早朝から強い雨が降っていた。ブローザホーン(牡5歳、栗東・吉岡辰弥厩舎、父エピファネイア)は坂路で64秒2―14秒9で軽快に駆け抜けた。重い馬場を気にする様子もなく、いい雰囲気だ。

 見守った吉岡調教師は「変わらずに来ています。カイバ食いもいいですし、メンタル面もいい」と満足そうにうなずいた。週末も雨予報が続くが、「硬い馬場よりは柔らかい馬場の方がいい。柔らかい方が、自分のタイミングで動けます」と指揮官は道悪を歓迎した。今回と同じ舞台だった昨年の烏丸S(3勝クラス)では不良馬場のなか、2着馬に5馬身差をつけて圧勝したように、適性はかなり高い。天皇賞・春で2着の脚力はここでも脅威になりそうだ。

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