【函館記念】重賞初制覇狙う4歳馬が万全仕上がり 巴賞Vから中1週でも「ダメージ残らなかった」

岩田康を背に力強く伸びたホウオウビスケッツ(左)(右はショウナンアメリア)
岩田康を背に力強く伸びたホウオウビスケッツ(左)(右はショウナンアメリア)

◆函館記念追い切り(10日・函館競馬場)

 第60回函館記念(14日、函館)で重賞初制覇を狙うホウオウビスケッツが10日、函館・Wコースで最終追い切り。5ハロン67秒0―12秒4とラスト鋭伸し、万全の仕上がりをアピールした。

 しまいの力強い伸び脚が好調の証拠だ。ショウナンアメリア(5歳2勝クラス)との併せ馬。5馬身追走から直線で内に入りスッと反応すると、一杯に追われる僚馬を尻目に手応え十分に悠々と2馬身先着した。「良かったですね。中1週の競馬ですが、前走のダメージは残らなかったので、元気いっぱいですね」と奥村武調教師。手綱を執った岩田康も「落ち着いていたし、ひと回りグッと良くなっていた」と成長を伝えた。

 巴賞でオープン初勝利を飾り、勢いに乗って挑む今回。昨年のスプリングSでは大阪杯を制したベラジオオペラの2着に健闘した実績は、ここに入っても引けは取らない。「ダービー(6着)を見ても重賞でもいい競馬をしてくれると思う」とトレーナー。再度、G1の舞台に立つためにも、ここで結果を出したい。(戸田 和彦)

最新記事

さらに表示
ニュース検索
馬トク SNSアカウント
  • X (旧Twitter)
  • facebookページ
  • Instagram
  • LINE公式アカウント
  • Youtubeチャンネル