◆第56回函館2歳S・G3(7月13日、函館競馬場・芝1200メートル、良)
世代最初の重賞は14頭によって争われ、佐々木大輔騎手が手綱を執った1番人気のサトノカルナバル(牡2歳、美浦・堀宣行厩舎、父キタサンブラック)が無傷2連勝で世代初の重賞ウィナーに輝いた。デビュー3年目の佐々木騎手は16度目の挑戦でうれしい初タイトル。堀調教師は函館スプリントSのサトノレーヴに続き、今年の函館での重賞2連勝となった。勝ちタイムは1分9秒2。
2着は8番人気のニシノラヴァンダ(永野猛蔵騎手)、3着は2番人気のエンドレスサマー(横山和生騎手)だった。
佐々木大輔騎手(サトノカルナバル=1着)「頼んでいただいた堀先生(調教師)や里見ーナーには感謝しています。カルナバル自身に乗ったのは追い切りの1回だけだったんですが、そのときから感触が良くてすごくいい馬だと感じていましたし、こういったチャンスなかなかないのでしっかりものにしたいと思っていました。初めての1200メートル、距離短縮ということもあったので多少、流れに乗せていったぶん、馬がハミをくわえるのがちょっと甘くなってしまったんですが、直線の手応えは他の馬と違っていたなと思います。正直、僕も前走を見た感じだったら距離を延ばしてもいいのかなというような印象だったんですが、本当に先生がここに使ってきてくれたことに感謝していますし、今後さらに活躍してくれると思います。今回重賞を勝たせていただいたんですが、もっともっと重賞を勝てるように頑張りたいですし、今年は70勝できたらなと思っていたのでさらに頑張りたいと思います」