◆第16回レパードS・G3(8月4日、新潟競馬場・ダート1800メートル)1週前追い切り=7月24日、栗東トレセン
ダート1800メートルで3連勝中のジーサイクロン(牡3歳、栗東・吉岡辰弥厩舎、父サンダースノー)は、新コンビのミルコ・デムーロ騎手を背に坂路で併せ馬。ケイアイアニラ(4歳3勝クラス)を3馬身追走し、55秒4―12秒9で1馬身遅れも陣営は好感触をつかんでいた。
見守った吉岡調教師は「休み明けを苦にしない馬。いつも通りの感じでした。鞍上は『跳びが大きく、操作性がいい。乗りやすい』と言っていました」と満足げな表情。
6月16日以来の実戦。ひと息入っているが、「もともとうるさい気性ですが、だいぶ収まって落ち着きが出てきました。競馬では悪い方には出ていませんけどね」と精神面の成長を実感する。父は18年と19年のドバイ・ワールドCを連覇。この世代が初年度産駒の父に、JRA初の重賞をプレゼントするか。