【エルムS】2番人気ナチュラルハイは8着に沈む 永野猛蔵騎手「この相手との力関係を痛感」

永野猛蔵騎手騎乗のナチュラルハイは8着(カメラ・高橋 由二)
永野猛蔵騎手騎乗のナチュラルハイは8着(カメラ・高橋 由二)

◆第29回エルムS・G3(8月4日、札幌・ダート1700メートル、稍重)

 真夏のダートG3は14頭立てで争われ、横山和生騎手騎乗で5番人気のペイシャエス(牡5歳、美浦・小西一男厩舎、父エスポワールシチー)が、前走のマーチS(3着)以来4か月半ぶりで勝利し、22年のユニコーンS、名古屋グランプリとの重賞3勝目を挙げた。横山和生騎手は自身の重賞初制覇だった18年(ハイランドピーク)以来の同レース2勝目。勝ち時計は、1分44秒0。

 首差の2着は1番人気のドゥラエレーデ(武豊騎手)、3着は10番人気のテーオードレフォン(丸山元気騎手)だった。

 永野猛蔵騎手(ナチュラルハイ=8着)「スタートは絶好で、馬なりでいいポジションが取れ、理想通りの形になりました。ペースも流れていなくて、脚はたまっていましたが、ペースが上がってからしぶくなって置かれてしまいました。最後まで踏ん張っているけど、この相手との力関係を痛感しました。これがいい経験にはなってくれるのではと思います」

 富田暁騎手(ベルダーイメル=9着)「予定よりペースが流れず、1、2コーナーは外枠のぶん、うまく乗ることができませんでした。向こう正面からはいいリズムになりましたが、そのぶん上がりが速い競馬で伸び切れなかったです。脚を使うのは分かっていたので、そういうレースをしたかったです。展開もありますし、うまく乗ることができませんでした」

 水口優也騎手(フルム=10着)「行きすぎず下げすぎず、中団の理想のポジションが取れて、道中はこれはと思ったのですが、直線では外に出しても伸びあぐねてしまいました。重賞級で相手が強かったです。距離は問題なさそうでした」

 古川吉洋騎手(タガノクリステル=11着)「思ったより流れてくれなかったです。展開の助けが欲しかったです」

 岩田康誠騎手(サヴァ=12着)「前回がはまりましたからね。展開とか、色々なことがかみ合わないと。3、4コーナーでもう少し付いて行けたら我慢できたんですが」

 菱田裕二騎手(ホウオウアマゾン=13着)「ゲートで軽くすべらせてしまいました。ダートスタートなので気を付けていましたが、うまくリズムに乗れませんでした」

 佐々木大輔騎手(ユティタム=14着)「駐立が良くなくて、タイミングが合いませんでした。出た後につまずいたのが痛かったです。もまれなければ1700メートルはこなせると思います。1、2コーナーまでは砂をかぶっても耐えてくれていましたが、バックストレッチから3コーナーぐらいまでで我慢が利かなくなりました」

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