【小倉記念】メンバー唯一の3歳馬が古馬撃破で重賞初制覇へ 前走ラジオNIKKEI賞2着に宗像調教師「手応えを感じました」

先行力を生かして重賞初勝利を目指すシリウスコルト
先行力を生かして重賞初勝利を目指すシリウスコルト

◆第60回小倉記念・G3(8月11日、中京・芝2000メートル)

 サマー2000シリーズ第3戦の小倉記念・G3で、メンバー唯一の3歳馬のシリウスコルトが古馬との初対決で重賞初制覇を狙う。

 前走のラジオNIKKEI賞は、ゴール寸前でかわされ頭差2着。敗れたとはいえ、道中の落ち着き、反応の良さから確かな成長を示した。宗像調教師も「手応えを感じました」と振り返る。報知杯弥生賞ディープインパクト記念で逃げて3着の実績もあり、先行有利の開幕週はプラス。全2勝は右回りの中山と福島だが、唯一の左回りだった昨年の新潟2歳S(5着)で上がり3ハロン33秒2の脚を使っており大きなマイナスにはならない。

 7月31日の1週前追い切りで美浦・Wコースを5ハロン69秒4―12秒5とスムーズに駆け、気性にも成長が見える。トレーナーも「2週前はテンにかかったので、今週はその点を矯正した。落ち着いていたし大丈夫」と手応えあり。96年ヒシナタリー以来、28年ぶりの3歳馬による小倉記念での勝利へ。そして同レース初の関東馬のVへ。指揮官は「スッと行ける馬だし、うまく立ち回って長い直線と坂を克服してくれれば」と力を込めた。(角田 晨)

最新記事

さらに表示
ニュース検索
馬トク SNSアカウント
  • X (旧Twitter)
  • facebookページ
  • Instagram
  • LINE公式アカウント
  • Youtubeチャンネル