【シャーガーC】世界選抜で参戦の藤田菜七子騎手、5戦して4着が最高「技術的にもまだまだだと痛感」

藤田菜七子騎手
藤田菜七子騎手

 世界の名手が集い4チーム12騎手で争われるシャーガーカップ(英国・アスコット競馬場)が現地時間10日(日本時間同日深夜)行われ、日本から参戦した藤田菜七子騎手(27)=美浦・根本康広厩舎=は、計5レースに騎乗したものの未勝利に終わった。

 19年以来2度目の参戦となった菜七子は、今回は「世界選抜」の一員として騎乗した。1Rで4着に入り5ポイントを獲得した後、3Rが9着、4Rは6着、5Rは7着に終わり、獲得ポイントはなし。6Rで5着となり3ポイントを重ねたが、勝利はならなかった。菜七子は「チームメイトの2人が勝利を挙げた一方で、自分自身はチームのポイントにあまり貢献できなかったことに悔しく申し訳ない気持ちですし、技術的にもまだまだだと痛感しました。この経験を生かして、もっといい騎乗ができるよう日本に帰った後も頑張っていきたいです」とコメントした。

 19年にスウェーデンで開催された国際女性騎手招待競走「ウィメンジョッキーズワールドカップ」では海外初勝利を含む2勝の活躍。総合優勝を獲得し「女性騎手世界一」に輝いたが、それ以来の海外騎乗Vはならなかった。

 

 藤田菜七子騎手の騎乗成績は以下の通り。

 1Rシャーガーカップ・ダッシュ(芝1000メートル)アデイインデヴォン=4着(5ポイント)。

 3Rシャーガーカップ・チャレンジ(芝2390メートル)アルフレッドブーシェ=9着(0ポイント)

 4Rシャーガーカップ・スプリント(芝1200メートル)インペリアルガード=6着(0ポイント)

 5Rシャーガーカップ・クラシック(芝2390メートル)オールドサクソニー=7着(0ポイント)

 6Rシャーガーカップ・マイル(芝1590メートル)タリスエヴォルヴェレ=5着(3ポイント)

 優勝は71ポイントを獲得した女性騎手選抜チームで、2位がヨーロッパ選抜チーム(60ポイント)、3位が世界選抜チーム(58ポイント)で、4位がイギリス・アイルランド選抜チーム(55ポイント)だった。シルバーサドル賞(最多ポイント獲得騎手)は35ポイントで女性選抜チームのヘイリー・ターナー騎手(イギリス)が受賞した。

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