8月11日の札幌5R・2歳新馬戦(芝1800メートル=9頭立て)は、2番人気のマテンロウサン(牡、栗東・昆貢厩舎、父イントゥミスチーフ)が、堂々の横綱相撲でデビュー戦を白星で飾った。母ミスパンテールは17、18年のターコイズSを連覇するなど重賞4勝を挙げている。勝ち時計は1分49秒3(良)。
大外枠からスタートはひと息だったが、すぐに二の脚がついて中団5番手に構えた。前の2頭が飛ばす展開で、3コーナーでは3番手にまで進出して、直線では大きなフットワークで脚を伸ばして2着のバントックに4馬身差をつけた。
横山和生騎手は「今日は内容にもこだわって、こうやって結果がついてきてうれしいです。まだちょっと余裕があるし、もう少し良くなってほしいところがありますが、今日はいい内容で勝てて良かったです」と、勝利の喜びをかみ締めた。
母も管理した昆調教師は「1週ごとに良くなってくるのが、この馬のいいところ。お母さんのような気性の荒いところもないし、扱いやすい。まずは勝ててよかった」とうなずいた。次走は未定という。