◆第29回クラスターC・Jpn3(8月14日、盛岡・ダート1200メートル、重)
3歳以上によるスプリント重賞は13頭(JRA5、岩手7、北海道1)で争われ、池添謙一騎手が騎乗した単勝1番人気に支持されたJRAのドンフランキー(牡5歳、栗東・斉藤崇史厩舎、父ダイワメジャー)が好スタートからハナを奪って逃げ切り勝利。前走はドバイ・ゴールデンシャヒーン2着。昨年2着の雪辱を果たし、23年の東京盃以来、中央と地方合わせて重賞3勝目を挙げた。勝ち時計は1分10秒0。
同馬は23年プロキオンSを馬体重594キロで制し、JRA重賞の最高体重勝利を更新していた。
2着にクロジシジョー(戸崎圭太騎手)、3着にはケイアイドリー(和田竜二騎手)が入った。4着はジレトール(武豊騎手)で上位4着までをJRA勢が占めた。当初は12日のレース開催を予定していたが、台風5号の影響で2日延期されていた。
池添謙一騎手(ドンフランキー=1着)「人気していたのも分かっていましたし、何とか結果出さないとと思っていたのでホッとしています。(昨年は)リメイクに負けてしまって、悔しい2着。今回は斤量は重かったんですけど、力通り走ってくれれば十分チャンスはある馬だと思っていたので、しっかりスタート決めてというふうに意識していました。(馬体重が607キロで)月曜日の競馬が(台風の影響で)水曜になってしまい、月火と調教できなかったので、そのぶん600キロの大台に乗ったのかな。少し最後の方はしんどくなりかけたんですけど、よく踏ん張ってくれたと思います。普通ぐらいにスタート切ってくれて、二の脚がすごく速かったので、あとは自分のペースで走って、スパートできればいいなと思っていました。(最後は)外迫っていましたけど、かわされる感じはしなかったので強いレースだったと思います。次回はアメリカというプランを練っているみたいですし、乗せてもらえるように一つ一つ頑張りたいです。多くの方に足を運んでいただいて、本当は全員にサインしようと思ってたんですけど、札幌戻らなきゃいけないんで次回にまた」