粒ぞろい(札幌)

ショウナンサムデイ
ショウナンサムデイ

 こんばんは、坂本です。今日は出張先の札幌からお届けします。

 さて、早いもので3週間の出張生活も今週末で終わりを告げます。いつもよりあっという間だった気がしており、仕事に慣れてきていることもあるのでしょうが、よく言われる年を取ったことが原因なのでは…、と思うと苦笑せざるを得ません。

 しかし近年は新型コロナウイルスの流行で、無観客競馬だった時期もありました。その当時の出張はホテルとスーパー、コンビニと仕事場の往復ばかりで、単調な毎日だった記憶があります。ふらっと街をぶらついたり、仕事の合間にプロ野球観戦などに出かけられたり、今年は充実していたということなのかもしれませんね。お世話になって方々に感謝しつつ、最後まで頑張ります。

 そんなところで本題へいきましょう。まずは奥村武厩舎の話題から。今週は札幌記念に管理馬のノースブリッジが出走することもあって、奥村武調教師を札幌競馬場で取材できました。新馬戦3着だったショウナンサムデイ(牝、父サートゥルナーリア、母ショウナンパンドラ)は、8月17日の札幌1R・2歳未勝利戦(芝1800M)で初勝利を目指します。母は15年のジャパンCを勝った実績馬というオーナーゆかりの良血ですね。奥村武師は「先週、函館での追い切りを見てきましたけど、すごくいい状態です。カイ食いもいい。いい意味で変わりなくきています。前走はいい競馬だったと思います」と、トーンは高かったです。前回のブログで取り上げて、初戦は2着に惜敗した手塚厩舎のリアンベーレ(牡、父キズナ、母ファタルベーレ)など骨っぽい相手もいますが、土曜の朝一から楽しみです。

 また8月18日の新潟2R・2歳未勝利戦(芝1800M)では、デビュー2戦目の前走で2着と変わり身を見せたマイネルゼウス(牡、父ダノンバラード、母ビジュティエ)が初勝利を狙います。福島での前走は、内でロスなく立ち回り、最後は勝ち馬から首差と惜しい内容でした。指揮官は「今週は津村騎手に乗ってもらって、感触は良かったみたいです。右に張る面はあるが、競馬にいったら問題ない。前回はうまく乗ってくれましたし、競馬にいって力を出せるようになってきています」と、出来は良さそうですね。萩原厩舎の良血馬シルバーレイン(牡、父エピファネイア、母ノームコア)が人気を集めそうですが、好勝負を期待したいところです。

 同日の新潟5R・2歳新馬戦(芝1800M)にはピコシー(牡、父サトノダイヤモンド、母アヴァール)がスタンバイしています。「能力はありそうですけど、緩くて初戦からはどうか。使いつつ良くなってくれれば」と評価しています。

 7月28日の新潟・新馬戦で3着だったカラマティアノス(牡、父レイデオロ、母ダンサール)は、9月16日の中山・未勝利戦(芝1800M)を目指していくようです。母のきょうだいにサトノフラッグ、サトノレイナスといった活躍馬がいる血統で、POG的に早い時期での勝ち上がりを期待したいですね。

 次は札幌の話題です。日曜の札幌8Rはクローバー賞(2歳オープン、芝1500M)で、今日の朝は、函館から移動してきたばかりのニタモノドウシ(牡、父ディーマジェスティ、母ジェラスガール)が馬場入りして調整していました。冨岡助手に取材すると、函館での最終追い切りの動きも良かったそうで、「もともと(調教で)動けますからね。いいですよ。変わらずこられているし、順調ですよ」とうなずいていました。素質の良さなどは、すでにネット記事でアップしたものをご覧いただけたらと思いますが、どんなパフォーマンスを見せるか注目です。相手もそろっており、デビュー2戦目で勝ち上がったソロモン(牡、父ミッキーアイル、母シロインジャー)は、引き続き同じ舞台での一戦です。今週の騎乗馬についての取材のなかで佐々木騎手は「1回経験している舞台ですし、ゲートも速いです。ある程度の位置で運んで」と、イメージを口にしていました。そしてミリオンローズ(牝、父スワーヴリチャード、母マンビア)も有力馬の一頭。勝ったデビュー戦はハイレベルなメンバーで、2着だったエンブロイダリー(牝、父アドマイヤマーズ、母ロッテンマイヤー)が2戦目の新潟(芝1800M)で2歳コースレコードを0秒9更新しての7馬身差Vを飾っていますから、粒ぞろいなメンバーと言えるのではないでしょうか。

 それでは今日のところはこのへんで。

最新記事

さらに表示
ニュース検索
馬トク SNSアカウント
  • X (旧Twitter)
  • facebookページ
  • Instagram
  • LINE公式アカウント
  • Youtubeチャンネル