【札幌5R・2歳新馬】3・1億円馬ショウナンバルドルがデビューV 池添謙一騎手「まだまだこれからの馬」

ショウナンバルドル(左)がカミノレアルに1馬身差をつけ新馬戦を快勝(カメラ・高橋 由二)
ショウナンバルドル(左)がカミノレアルに1馬身差をつけ新馬戦を快勝(カメラ・高橋 由二)

 8月18日の札幌5R・2歳新馬(芝2000メートル=9頭立て)は単勝1番人気だったショウナンバルドル(牡、栗東・須貝尚介厩舎、父ブリックスアンドモルタル)が直線で抜け出し、デビューVを飾った。勝ち時計は2分4秒6(良)。

 序盤は後方からの追走だったが、向こう正面でナンヨーエンペラー(牡、栗東・松永幹夫厩舎、父モーリス)の後を追うように2番手まで進出。4頭が横並びのような状態で直線を迎えたが、その中からしっかりとした脚取りで抜け出し、最後は2着のカミノレアル(牡、栗東・今野貞一厩舎、父エピファネイア)に1馬身差をつけた。

 池添謙一騎手は「1、2コーナーでペースが落ち着いたので、一気に上がった時に置かれると思って、自分のペースで動き、長く脚を使う形。先頭に立ってからも気を抜きそうでしたが、詰め寄られてもかわされる感じはしませんでした。まだまだこれからの馬です」と評価した。

 同馬は2022年のセレクト当歳セールで3・1億円で落札された注目馬。デビューまで2か月以上乗り込んできた。須貝調教師は「ヒヤヒヤしたけど、地力で勝ってくれました。こういう気性なので十分に乗り込み、慌てて使わないようにしました」とホッとした様子。今後は札幌2歳S・G3には向かわず、放牧へ出される。

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