【WASJ】初戦ビリから一気、ルメール騎手6年ぶり〝世界一〟へ初日首位タイ

WASJ第2戦を制したシュバルツクーゲルとルメール(手前)
WASJ第2戦を制したシュバルツクーゲルとルメール(手前)
6年ぶりVへトップタイと好発進したルメール
6年ぶりVへトップタイと好発進したルメール

 世界各国からトップ騎手が集い争う「2024ワールドオールスタージョッキーズ(WASJ)」が24日、札幌競馬場で行われ、JRA代表のクリストフ・ルメール騎手(45)=栗東・フリー=が、第1戦で14着、第2戦で勝利し、合計31ポイントで初日を世界選抜代表のカリス・ティータン(34)=モーリシャス=とともに首位で折り返した。3位には2戦連続3着でポイントを積み重ねた坂井瑠星(27)=栗東・矢作厩舎=が入った。

 一気に首位を奪い取った。ルメールの第1戦(札幌10R)は12番人気のプルスウルトラに騎乗し、後方から伸びずまさかのしんがり14着。いきなり優勝争いの圏外に追いやられそうだったが、見せ場は第2戦の11Rに待っていた。

 1番人気のシュバルツクーゲルの手綱を執り、道中は後方に位置したが、勝負どころの3、4コーナーで外から動くと4角で早くも前をのみ込む勢い。直線は鞍上のしった激励に愛馬が応え、後続に2馬身半差をつける圧勝劇で一気に浮上した。「前走は休み明けだったので今回の方がいい状態だった」と上機嫌だった。

 21日に英国で行われたインターナショナルSにドゥレッツァ(5着)で参戦し、すぐに日本にとんぼ返り。世界を股にかける名手は、25日も第4戦(札幌12R)にBグループのストップザタイムがいて18年以来2度目の“世界一”を視界にとらえる。「もちろん、優勝したい」ときっぱり。パリ五輪の熱狂が残るなか、北都で6年ぶりの金メダルをつかみにいく。(松末 守司)

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