2024ヤングジョッキーズシリーズ(YJS)トライアルラウンド園田の2戦が5日、園田競馬場で行われた。第1戦(C3、ダート1400メートル)はキャンアイシングに騎乗したJRAの吉村誠之助騎手=栗東・清水久詞厩舎=、第2戦(C2、ダート1400メートル)はタンバッフェに騎乗の兵庫の高橋愛叶騎手=西脇・栗林徹治厩舎=が制した。
キャンアイシングで西日本地区の開幕Vを飾ったJRAの吉村誠騎手。父・吉村智洋騎手のお膝元である園田競馬場で通算17勝目となり、ウィナーズサークルのお立ち台でインタビューを受ける姿は、おなじみの光景となった。2着に10馬身差をつける圧勝劇に「このクラスでは力上位だったので、(馬の力を)信じて乗りました。うれしいです」と顔をほころばせた。
タンバッフェの手綱を執った地元兵庫の高橋愛叶騎手が第2戦を制した。先手を奪って最後の直線でギアを上げ、5馬身差の完勝だった。「馬場の内側が深いので少し空けて走ったのですが、道中の手応えが良くて手綱を抑えるのに必死でした。(馬が)本当に強かった。感謝しています」と胸を張った。2戦合計で36ポイントを稼ぎ西日本の地方騎手では首位。「ファイナルに進むチャンスが少し出てきたかな」と笑顔を見せた。
東西の地方競馬場で10月末までトライアルラウンドが行われ、ファイナルラウンドは12月12日に園田競馬場、12月14日に中京競馬場で行われる。