続・お久しぶりです(栗東)

矢作芳人調教師
矢作芳人調教師

 こんにちは、山本です。今日は西宮の自宅からのパッチパチ。ではでは、行ってみましょうか♪

 さて、この夏は結構、アイスキャンディーを食べていました。お知り合いさんから某オレンジ味の商品が美味しいと聞き、その商品が夏限定だと追い打ちをかけられ、うちのお菓子好き本紙の山下記者から「この作っているメーカー、いいモノ作るんですよ」と情報が入り、食べてみると確かに美味しい。結構、病みつきになりました。当ブログを長らく読んでいる方ならご存じの通り、すぐにハマるタイプです。

 これ、ハマッた大きな理由がオレンジだったということ。昔からジュースにしても、ゼリーにしても、缶詰の果物にしても、色々な場面でオレンジ=ミカン大好き人間だったのです(その割にこたつの上に置いてある、普通のミカンはあまり食べなかったけど…)。で、ミカンが好きになった理由が何でだろうと考えてみると、懐かしい商品が思い浮かんできました。最近の人は知らないでしょうね、つぶつぶジュースです。ジュースと一緒にミカンの粒がたっぷり入っていて、その感触が大好きだったんですよ。恐らく、値段はそれほど変わらないのに、幼稚園の頃はオレンジジュースの豪華版みたいな感覚で。いや~、懐かしい。ていうか、いつなくなったんだろう。今でもあるならば、昔はできなかった「大人飲み」しちゃうけどな。

 ということで、40年前の記憶をたどる前に、そろそろ本題へ。今日は明日の競馬を中心に見ていきましょうか。

 まずは3R。友道厩舎のバズアップビート(牡、父エピファネイア)ですね。夏の小倉に続く2戦目を迎えます。初戦は競馬場で周囲を気にするような面を見せ、道中でも少し思うようにいかなかった感じ。帰厩当初は少し緩さが残っていたようですが、「今、動きは問題ないと思います。あとは精神面だけですね」と友道調教師は指摘。ここは必勝を期した2戦目となりそうです。

 続く4Rにはやって来ました、ソダシの弟になるエスタア(牡、父モーリス、母ブチコ)です。実に1か月半近く乗り込んでの初陣となります。「ソダシは別格。この馬はダートっぽい走りをする。息を長く使えるし、初戦から面白いんじゃないかな」と須貝調教師はジャッジ。まだ子供っぽい面は多分に残しているようですが、新馬に仕上げに定評のある厩舎がGOサインを出したということで、その見立てを信じたいところですね。ちなみに、何度も書いてますが白毛ではありません。黒鹿毛です。

 さて、話題を変えます。実は本日朝、栗東で久しぶりに矢作調教師とお会いしました。来週には愛国遠征も控えており、多忙ですが「栗東に帰るなら、ここかも」と北海道で聞いていたのが本日でした。時間がない中で色々と話をさせてもらいましたが当然、ここでは2歳馬に関する話題をお伝えしましょう。

 明日の4Rに登場するのがアメリカンステージ(牡、父Into Mischief、母Bonita Mia)です。この馬、動きがいいんですよ。「兄が今、すごく走っているんだよ」と聞き、調べてみると、アメリカの2歳上にSuper Chowという馬がいて(スーパーチャウと呼ぶのかな。ちょっと分からずにすいません)、確かに今年重賞3勝しているんです。「ただ、短いんだよね。距離がどうかだけだな」と分析。動きは十分に評価している感じでしたから、あとは適性だけでしょうね。5Rのタイセイカレント(牡、父モーリス、母アイリッシュシー)に関しては使いつつ、といった感じを受けましたね。

 恐らく、中京や中山の後半デビューになりそうな血統馬をご紹介しましょう。まずはジャックオダモ(牡、父Wootton Bassett、母Magic America)です。この馬は仏アルカナセールの購入馬で、藤田晋オーナー。シンエンペラーと同じラインになります。「めちゃくちゃいい馬なんだけど、まだ体が緩いんだよね。先々は走ると思うけど、初戦からというのはどうかな。距離はあった方がいいと思うよ。2000メートルかな」。これ、非常に冷静なジャッジなんですが、実はシンエンペラーの時も似たような感触だったんですよね。で、新馬があの勝ちっぷりだった。個人的には勝手に1年前のことを思い出したりしています。

 もう一頭がアメリカンオークス勝ち馬を母に持つサンライズアレス(牡、父ドゥラメンテ、母デックドアウト)です。こちらも春先の期待が高かった馬ですね。「こちらは、とにかく気性が子供。ドゥラメンテの子供でもあるので1800、2000あたりでデビューさせたい、いい馬だと思います」と来春を見据える存在と言えそうです。あとはダノングレイ(牡、父エピファネイア、母リリーズキャンドル)も同時期のデビューを考えているようです。

 あとは「近々、入る馬でいえば」と自ら切り出してくれたのがアクチノータス(牝、父サトノダイヤモンド、母ラヴズオンリーミー)です。言わずもがな、兄姉にラヴズオンリーユー、リアルスティールを持つ良血馬です。「馬はいいよ、やっぱり」と期待している雰囲気は伝わりましたよ。

 当社HPでも報じていますが、札幌の新馬をレコード勝ちしたキングスコール(牡、父ドゥラメンテ)は左前脚の軽い骨折でクリーニング手術を受けました。詳しくは記事を読んでいただくとして、取材の感触でいえば、手術は「今のうちにやっておこう」と先を見据えての決断だったように感じます。それは素質を評価してのこと。この決断が年明けに実ると信じています。最後にシンガポールTC賞で3着だったモズナナスター(牝、父モズアスコット)はカンナSかききょうSを目指します。

 最後に当然ですが、シンエンペラーの異国での活躍をお祈りしています。

 では、ネット限定「厳選馬」をどうぞ。

中山9R・1ジャルディニエ(前走の初V後、坂井Jの評価が非常に高かった。ここは相手にも恵まれた感。押し切るのみ)

 続いては馬券王への道 延長戦でございます。

中山11R・9レイククレセント(潜在能力高い。重賞のタフな流れで一撃)

中京1R・7ヴァカンツァ(距離短縮で持ち味生きる)

中京9R・4タガノカイ(先行利大きいメンバー構成魅力)

 今日はここまで、また明日です。ではでは

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