こんにちは、山本です。今日も栗東からのパッチパチ。ではでは、行ってみましょうか♪
さて、あまりスポーツに打ち込んだ記憶がない学生時代ですが、父が学生時代に打ち込んでいた(結構、すごかったらしいです)剣道を5~6年ほどやっていたことがあります。まぁ、自分で言うのも何ですが、全くセンスなんてものがなくて、段位(二段だったかな)は持っているんですが、これはやっていれば大体の人が取れるもの。瞬発力がなかったというか、何か鈍かったですよねぇ。
剣道といえば、道着や袴、防具など諸々が重く、暑かった記憶が真っ先に思い浮かびます。袴はともかく、道着って生地がすごく厚いんですよ。汗の染みこんだ防具は匂いがすごいんですよ。そして、面の頭を締め付けるような感覚も得意ではなかった。ちなみに、汗が顔に滴り落ちた時のかゆさもきつかったなぁ。こう並べると、よく剣道やってたなぁとしみじみ思う。結局は父親にやらされていた、ってことになるんでしょうけど、まぁ、習い事なんて、そんなものかな、と。あの頃に剣道を黙々とやっていたことで、人よりは気が長く、我慢できるような性格になったのかもしれません。
今日は半端ない暑さの中での取材でハンカチを忘れ、大量に汗をかき、心の中で「しんどい」を繰り返していたから、少年の頃の苦い記憶がよみがえりました。ということで、そろそろ本題へ。今日も栗東でのナマ情報を中心にお伝えしていきましょう。
まずは中竹厩舎。入ってきています、母に日英G1勝ち馬のディアドラを持つ良血馬のシオーグ(牝、父Wootton Bassett、母Deirdre)です。明日、ゲート試験を受けるとのこと。「素直ですし、雰囲気がありますよ。おとなしいし、扱いやすい。体もしっかりしています。息遣いもいいですし、ゲート合格後もそのまま進めていけるんじゃないですかね」と柴田助手。当初は7月に入る予定もあったようですが、輸送で体が減ったこともあり、しっかりと態勢を整えての入厩となったようですね。まずは順調に調整を進めているようで、また話を聞こうと思います。
次は矢作厩舎です。まずは藤田晋オーナーのジャックオダモ(牡、父Wootton Bassett、母Magic America)。こちらは9月28日の中京芝2000メートルを坂井Jで予定しているとのことです。まだ、体幹などがしっかりしていないこともあり、坂路中心に乗り込まれています。「そんな感じでも時計は出るし、びゅっと動くんですよね。持っているモノはあると思います」と荒木助手。感触はよかったですよ。昨日の更新分で書いた友道厩舎のパーティハーン(牡、父Wootton Bassett、母グリーンバナナズ)を始め、このお父さん、一体日本の競馬にフィットするのか。秋の2歳戦で注目しているポイントです。
矢作厩舎でいえば、来週の中京芝2000メートルでサンライズアレス(牡、父ドゥラメンテ、母デックドアウト)がデビューします。鞍上は坂井J。こちらは今週のCWコースで81秒台が出ていました。「スパッと切れる感じというよりは持久力がありそうなタイプ。いいペースで、気持ちを乗せながら運ばせたい」と荒木助手。実戦で良さが出そうなタイプだと思っているんですけどね。
この来週か再来週の中京芝2000で気になる存在になってきたのが、池江厩舎のダノンジャガー(牡、父キズナ、母カヴァートラブ)です。今日の坂路で52秒台をマーク。「先週より時計を詰めてきたし、これなら来週か再来週の距離があるレースでも」と池江調教師は前向きに話していました。「跳びがきれいで柔らかい。(ゲート合格後の放牧で)体はそんなに変わっていないが、厚みが若干出たかなと思う。中肉中背のタイプですね」と冷静に分析していました。しっかりとベースを作り、いよいよ実戦モードに切り替わっていく、といった感じでしょうか。
あと、池江師が「来週から、もう一段階上の調教をやっていってもいいかも」と口にしたのは母に重賞勝ち馬を持つレベルスルール(牡、父イスラボニータ、母ロックディスタウン)。POG的に注目度が高いスピントロニクス(牡、父ドゥラメンテ、母ウィープノーモア)はもう少し、時計を詰めてからレースを選ぶことになりそうです。
最後に小ネタ。新潟の新馬で強い勝ち方を見せた本田厩舎のダンツエラン(牝、父ロードカナロア)はりんどう賞で連勝を狙います。本日の栗東には上村厩舎でステイフーリッシュの下になるファーングロット(牡、父キズナ、母カウアイレーン)、松永幹厩舎でラッキーライラックの下になるブラックソンソルト(牝、父アドマイヤマーズ、母ライラックスアンドレース)が入ってきていました。
今日はここまで、また明日です。ではでは