フランスの凱旋門賞で12着だったシンエンペラー(牡3歳、父シユーニ)を送り出した矢作芳人調教師=栗東=が10月10日、帰国後初めて栗東トレセンに姿を見せた。
この日はシンエンペラーと帯同馬のラファミリア(3歳1勝クラス)が日本に帰国。「小さな外傷だけで、特に異常はなかったようです」とホッとした表情を浮かべた。
凱旋門賞こそ結果は出なかったが、来月にはフォーエバーヤング(牡3歳、父リアルスティール)で挑むBCクラシック(11月2日、デルマー競馬場・ダート2000メートル)が待っている。この日は前走のジャパンダートクラシックで復活Vを飾った後、初めて愛馬の様子も確認。「レース後もとてもいい。さらに良くなると思います。そんなに簡単にはいかないと思うが、ケンタッキー(ダービー)よりは、はるかにいい出来で行けそうです」。今度は砂で挑む世界最高峰の舞台をしっかりと見据えていた。