10月14日から南関東で、短期騎手免許による騎乗をスタートした、フランス国籍のライアン・クアトロ騎手(32)=大井・藤田輝信厩舎=は14日、大井7R「品川かえで賞」(C2、1200メートル、14頭立て)で、スーパークール(セン馬4歳、大井・中道啓二厩舎、父パイロ)に騎乗し、直線10番手から外を伸びて、首差差し切って1着。今回の免許交付後2戦目で、初勝利を挙げた。
クアトロは「初日から勝利することができて、とてもうれしい。できるだけたくさん勝ちたいし、重賞も勝ちたい」と笑顔。今回の免許期間は12月6日まで。南関東のみ(南関東所属馬で他地区の交流競走に騎乗する場合を除く)の短期免許で騎乗するクアトロはこの日、大井1Rでミワテツニゴーに騎乗し2着。2鞍目の7Rを制し、ヴィアメントに騎乗した9Rは直線抜け出して2勝目を飾った。
15日は5鞍、16日は重賞の11Rマイルグランプリでのボンディマンシュはじめ3鞍、17日は4鞍の騎乗を予定している。
同騎手の日本での短期免許取得は3度目。17年に来日した際は29勝を挙げ、昨年の来日時は15勝をマークしたが、9月4日の大井12Rで落馬し、左肩甲骨を骨折したため、免許期間中に帰国した。