◆第85回菊花賞・G1(10月20日、京都競馬場・芝3000メートル)=10月18日、栗東トレセン
1976年に勝ったグリーングラス以来となる、青森県産馬としての優勝を狙うハヤテノフクノスケ(牡3歳、栗東・中村直也厩舎、父ウインバリアシオン)はDPコースでキャンター調整。すらりとした長距離向きの馬体で軽快に走り抜けた。中村調教師は「追い切った後も問題なく、ダメージもなさそうです」とうなずいた。
まだ2勝クラスの身ではあるが、1月の京成杯では後にダービーを勝ったダノンデサイルと0秒2差の4着と能力は秘めている。「長い距離は乗り方次第で大丈夫だと思う。枠(3枠5番)もいいところを引けた。競馬はしやすいはず」とトレーナーは前向き。父は11年の菊花賞でオルフェーヴルの2着に好走。その舞台で父の背中を追い越せるか。