◆第27回富士S・G2(10月19日、東京競馬場・芝1600メートル、良=1着馬にマイルCSの優先出走権)
マイルの大舞台を見据える一戦は3歳以上の17頭で争われ、戸崎圭太騎手が騎乗した4番人気のジュンブロッサム(牡5歳、栗東・友道康夫厩舎、父ワールドエース)が直線で突き抜け重賞初制覇を飾った。戸崎騎手は14年ステファノス、16年ヤングマンパワーに続く3勝目。武豊騎手(03年ミレニアムバイオ、04年アドマイヤマックス、17年エアスピネル)に並ぶ最多タイ記録となった。勝ちタイムは1分32秒1。
2着は1番人気のソウルラッシュ(団野大成騎手)、3着は9番人気のロジリオン(北村宏司騎手)
だった。
横山和生騎手(レッドモンレーヴ=9着)「もともと難しいところのある馬だけど、今日は難しさが出た感じですね」
松山弘平騎手(ゴンバデカーブース=10着)「スタートがすべてです。ゲートにへばりつく感じで真っすぐ立てず、うまく出せませんでした。しまいはいい脚を使ってくれましたが、今日の位置では厳しかったです。距離的にはこれくらいがちょうどいいと思います」
池添謙一騎手(メイショウシンタケ=11着)「思ったよりも位置が取れたし、最後もジリジリ伸びてくれたけど、切れ味勝負は厳しかったですね。馬力があるし、ダートを試してみてもいいかもしれません」
鮫島克駿騎手(ジェイパームス=12着)「メンタル部分の成長を感じるレース前の雰囲気ではありました。もう少しポジションを取りたかったですが、トモ(後肢)のバランスを崩しあの位置になってしまいました。直線も勝ち馬の後ろで脚を伸ばせそうでしたが、ちょうどタイミング良く不利を受けてしまいました」
田辺裕信騎手(エアロロノア=13着)「ひと叩きしてからかな。変わり身を見せてほしいです」
木幡巧也騎手(ミシシッピテソーロ=14着)「久々でも仕上がりは良かったです。自分の競馬は出来ましたが、1400メートルくらいがちょうどいいですね。ペースは速かったけど、スタートも出ているしあれ以上は下げられませんでした。今後の経験になってくれれば」
柴田善臣騎手(タイムトゥヘヴン=15着)「左回りだと顔が左を向いて、直線でも出すのに手間取った。右回りの方がスムーズだね」
クリストフ・ルメール騎手(パラレルヴィジョン=16着)「いいポジションを取れたけど、左回りは良くないです。手前を替えてから、全然加速しなかった」
吉田豊騎手(バスラットレオン=17着)「外からいく馬がいたので控えました。もっとガツンといくイメージだったけど、意外とフワフワしていました。この馬の形にならなかったけど、妙に乗りやすかったですね」