11月3日の東京9R・百日草特別(2歳1勝クラス、芝2000メートル=8頭立て)は、4番人気のショウナンマクベス(牡、美浦・武市康男厩舎、父リオンディーズ)が、直線で力強く抜け出してオープン入りを決めた。勝ち時計は2分3秒0(良)。
内の3番枠から五分のスタートで先行して、ハナを主張したファイアトリックを行かせて2番手へ。向こう正面でニシノタンギーがまくって先頭を奪いに行って折り合った状態をキープし、4角3番手で直線へ。しぶとく脚を伸ばして、内のホウオウガイアと叩き合いを制して最後は1馬身1/4差をつけた。
池添謙一騎手は「テンションの高い馬で、返し馬からカリカリしていたんですけど、レースは馬の後ろで我慢させる調教を積んでくれていたので、向こう正面からは我慢して走ってくれた。直線を向いてからも、並んでからけっこうしぶとかったですし、かわさせない根性を見せてくれたので、もう少し落ち着いてレースに臨んでくれれば、なおいいかなと思います」と振り返った。
武市調教師は「じり脚だけど、思っていた以上に脚を使ってくれて、踏ん張り切れたのは収穫があった。折り合えれば、2000メートルも問題ないと思う」と笑顔。状態に問題がなければ、ホープフルS・G1(12月28日、中山・芝2000メートル)を目指す予定だ。