【岩田康誠の熱血!!競馬道】道中の折り合いがカギ エリザベス女王杯はモリアーナと一発を狙いたい

モリアーナ
モリアーナ

 ヤンキーバローズに騎乗した先週の京王杯2歳Sは3着でした。序盤にハミがかかったぶん、少しリズムを乱し、結果的には大事に乗り過ぎてしまったかな、と。そのなかでも、しまいは脚を伸ばしての3着です。能力があるのは間違いない。距離はマイルでも十分に対応できそうですから改めて、今後に期待です。

 エリザベス女王杯はモリアーナに騎乗します。初コンビだった前走の府中牝馬Sは8着。序盤から行きたがる面があって、余計なパワーを使っているんです。そのぶん、最後の切れ味をそいでいる印象を受けました。2ハロンの距離延長になる今回も道中の折り合いがカギでしょう。決して、楽ではありません。ただ、2度目の騎乗になりますし、道中でうまく息を合わせ、直線までにどれだけ脚を残せるか。年内で引退という話も聞いていますし、何とかいい結果を出せるように一発を狙いたい。

 土曜の武蔵野Sはサヴァです。夏場の暑い時期に比べると体調はいいですし、広い東京コースに替わるのも悪くありません。引き続き、重賞で相手は強いですが、ハマればという期待を胸に挑みます。(JRA騎手)

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