【阪神JF】宮下瞳騎手の本命はランフォーヴァウ 今の時期の繊細な2歳牝馬には輸送の短い関西馬が有利に

師匠の竹口調教師と宮下(右)
師匠の竹口調教師と宮下(右)

◆第76回阪神JF・G1(12月8日、京都・芝1600メートル)

11月いっぱいで、私の師匠の竹口勝利調教師が引退されました。見習いのときから自分の子どものように可愛がっていただき、ときには厳しくもありました。今の自分があるのは竹口先生のおかげです。8日に81歳になられますね。長い間、お疲れさまでした。本当に感謝しています。

 今週の阪神JFはフォーエバーヤングの妹で、ルメール騎手が絶賛するブラウンラチェットが注目を集めています。でも、美浦から初めての長距離輸送など、今の時期の繊細な2歳牝馬には心配な面もあります。

 そこで輸送の短い関西馬のランフォーヴァウを本命にしました。今回と同じ京都の外回りで牡馬を相手に重賞勝ちができるように、実力は見劣りしません。前走の道中はスムーズで直線であっさり抜け出したように、レースセンスも非凡なものがあります。まだまだ強さを秘めていそうで、福永厩舎初のGI制覇を期待できる馬だと思います。(名古屋競馬騎手)

 【宮下瞳騎手の印】

◎(14)ランフォーヴァウ

◯(17)メイデイレディ

▲(10)ブラウンラチェット

★(12)アルマヴェローチェ

△(2)テリオスララ

△(13)コートアリシアン

△(7)ミストレス

△(3)ダンツエラン

 ◆宮下 瞳(みやした・ひとみ)1977年5月31日、鹿児島市生まれ。47歳。95年10月に名古屋でデビューし、11年8月に引退。男児2人の出産を経て16年8月に現役復帰。今春、女性騎手初の黄綬褒章を受章。女性騎手で国内最多の地方通算1290勝。

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