JRAは24日、2025年に100周年を迎える京都競馬場記念事業の一環として行う施設全体の一体的整備工事の概要を発表した。
グランドスワン(1980年竣工)の改築、ビッグスワン(99年竣工)の改修に加え、円形のパドックは楕円形となる。それ以外では、歩道などスタンドの周辺施設、厩舎エリアの建物や馬場の路盤改修など多岐に及ぶ。
工事期間は20年2月~24年3月を予定しているが、開催休止期間は20年11月~23年3月までの2年4か月間。G1は来年の菊花賞が休止前の最後となる。リニューアル最初のG1は、23年4月の天皇賞・春になる見込みで、ビッグスワンの改修は同年夏以降に取りかかる。開催の振り替え先の競馬場は未定。ビッグスワンでは休止期間中も通常通り発売、払戻業務を行う。
なお、芝コース、ダートコースで路盤改修が行われるが、コースの線形(レイアウト)は変更されない。