昨年11月21日の東京4Rのパドックで落馬負傷して左第5中足骨骨折で休養していた柴田善臣騎手(54)=美浦・フリー=が1月17日、中山10R・ジャニュアリーS(ダート1200メートル、16頭立て)でリュウノユキナ(牡6歳、美浦・小野次郎厩舎)を直線抜け出しで勝利に導き、ケガから復帰した最初の週で白星を挙げた。
最内枠からスムーズに好位に取りつき、直線では前を行く2頭を余裕の手応えでかわして、最後は2着馬に6馬身差をつける圧勝だった。「この歳(6歳)になって、やっと競馬を覚えてきた。微妙なところもあるけど、馬も自信がつくと思う」と、レースを振り返った。
自身の復帰後初勝利については、「何とか馬が走ってくれてよかった。邪魔しないように乗っています(笑い)」と照れ笑いを浮かべた。