
◆ムーンリットナイト(5月7日、中京6R・3歳1勝クラス、芝1600メートル=5着)
この時期の3歳1勝クラス、特に芝1600~2000メートルのレースは平場でも非常に質の高いメンバーがそろっていたりする。ここもメンバーレベルが高い一戦。ダノンスコーピオンが勝ったアーリントンCで4着のジュンブロッサム、同5着のディオ、さらにグレナディアガーズの半兄に持つアストロフィライトなど素質馬がそろっていた。
その中で先述した3頭に加え、逃げ切った勝ち馬も加えた4頭に少し離された形の5着だった。ただ、レースの上がりが33秒7という極端な瞬発力勝負。長くいい脚が身上の同馬にとっては不向きな競馬だったし、その中で上がり33秒1の脚を使い、5着を確保した走りには地力強化を感じた。「もっと流れて欲しかった。しまいはしっかりしていたし、これから良くなってくると思います」と古川吉洋騎手。地味だが、今後も覚えておきたい存在だ。(山本 武志)