◆第14回みやこS・G3(11月3日、京都競馬場・ダート1800メートル)=1着馬にチャンピオンズCの優先出走権
メンバー唯一のG1馬ドゥラエレーデ(牡4歳、栗東・池添学厩舎、父ドゥラメンテ)が、22年ホープフルS以来の重賞Vに向けて好気配だ。
10月23日の1週前追い切りは北村友一騎手を背に栗東・CWコースを単走。楽な手応えで6ハロン78秒6―11秒9の好時計をマークした。自らハミをとって四肢をいっぱいに伸ばし、軽やかに駆ける姿からは状態の良さが伝わる。「行きっぷりがいい。ジョッキーが乗ったぶん、全体時計は速くなったが、夏以来(のレース)なのでしっかりやりたかった。最後は脚が上がったけど、これぐらい走れば」と池添調教師も納得の動きだ。
2走前のエルムS(2着)はダッシュ良く2番手につけ、直線で手応え良くミトノオーをかわし、残り200メートルで単独で先頭に立ったが、しぶとく脚を使ったペイシャエスにゴール前で首差差し切られて首差惜敗。敗れはしたが、今後に期待が持てる内容だった。
前走は中1週で芝の札幌記念(10着)を走ったが、「今後はダートで」と池添師。ダートでは23年チャンピオンズC3着、同年の東京大賞典3着などの実績があるが、重賞勝利はまだない。実力馬が砂専念で待望の復活タイトルを手にする。(山本 理貴)