19年の牝馬3冠戦線で活躍したシゲルピンクダイヤ(牝6歳、引退)や昨年の報知杯フィリーズレビューを制したシゲルピンクルビー(牝4歳、栗東・渡辺厩舎)など、「シゲル」を冠した競走馬のオーナーとして知られた森中蕃(もりなか・しげる)氏=元光証券社長=が17日、悪性リンパ腫のため亡くなった。87歳。葬儀・告別式はすでに近親者で執り行われた。
森中氏は宝石名を引用した前記2頭のほか、「シゲルウサギ」などの動物シリーズ、「シゲルカチョウホサ」などの役職シリーズと、ユニークな馬名をシリーズ化。中央、地方で50年以上にわたって競走馬を所有し、阪神馬主協会の会長も務めた。現2歳馬の馬名はスポーツ報知紙上で募集。約1000のアイデアが寄せられ、JRAで19頭、地方で5頭の馬名に採用された。