11月6日の東京5R・2歳新馬戦(芝1800メートル=10頭立て)は、1番人気に支持されたレッドロスタム(牡、美浦・国枝栄厩舎、父ロードカナロア)が、鮮やかに逃げ切って初陣を白星で飾った。19年のマーメイドSで2着に好走したレッドランディーニをはじめ、きょうだいは5頭が勝ち上がっている血統。勝ち時計は1分48秒9(良)。
スタートを決めて、スピードに乗ってじわっとハナへ。前半1000メートル通過1分3秒1というスローペースを刻み、直線で追い出すと二枚腰の伸び脚を見せて、2着のジーククローネに2馬身差をつけた。
クリストフ・ルメール騎手は「能力がありそう。最後にいい脚を使ってくれて、伸びしろがある。ちょっと太かったけど、ずっと真面目に走っていた。楽しみです」と、笑顔で振り返った。国枝調教師は「メンタルがいい。余裕を持っている。これで競馬を覚えてくると、かんだりして距離がもたなくなる。いずれもマイル路線かな」と、今後の見通しを語った。