東京、阪神、福島競馬場での3場開催で土曜、日曜で合計8鞍が行われた新馬戦。外厩別では相変わらず好調が続く、山元TCがライトクオンタム、ソールオリエンスの好素材で2勝を挙げた。昨年の上位組ノーザンファーム天栄、吉澤ステーブルWESTもそれぞれ1勝ずつをマーク。
【11月13日・東京5R、2歳新馬、芝1800メートル、良馬場=9頭立て】
◆ソールオリエンス(牡、美浦・手塚貴久厩舎、父キタサンブラック、母スキア、母の父モチベーター)460キロ、馬主=社台レースホース、生産牧場=社台ファーム
【血統】半兄のヴァンドギャルド(牡、父ディープインパクト)は富士S勝ち馬で、ドバイターフ2着、3着。モンジュー直子モチベーター産駒の母スキアは、仏G3・フィユドレール賞の勝ち馬。
【レースVTR】ゲートを出た際に隣の馬とぶつかり後方も、スーッと行き脚がついて好位3番手へ。リズム良く道中は運び、抜群の手応えで直線を向くと、内のレーベンスティールと一騎打ちへ。激しい追い比べの末に、最後は首差だけ前に出た。勝ち時計は1分50秒8。
【コメント】戸崎圭太騎手「追い切り後の木曜日に角馬場だけ乗りましたが、フットワークの良さを感じて、能力があると思っていた。レースは上手に走ってくれたし、きょうだいがテンションの高い方だが、今日のところは大丈夫だった。使ってどうなるかですね。素質はあると思います」
【将来性】★★★★
【先週の新馬勝ち上がり外厩(放牧牧場)一覧】
トニトゥルスディ ◇12日東京4Rダ1600(ディアレストCE)
ライトクオンタム ◇12日東京5R芝1600(山元TC)
サンデーファンデー◇12日阪神4Rダ1800(吉澤ステーブルWEST)
エンファサイズ ◇12日阪神5R芝1600(グリーンウッド)
ボーンイングランデ◇12日福島5R芝2000(グランデファーム)
ソールオリエンス ◇13日東京5R芝1800(山元TC)
トラマンダーレ ◇13日東京6R芝1600(ノーザンファーム天栄)
サンライズピース ◇13日阪神5R芝1800(山岡TC)
【2021年の外厩別2歳新馬戦勝ち上がり=かっこ内は連対率】
1 ノーザンファームしがらき 37勝(31・2%)
2 ノーザンファーム天栄 36勝(32・1%)
3 山元トレーニングセンター 20勝(19・5%)
4 チャンピオンヒルズ 17勝(19・2%)
5 吉澤ステーブルWEST 14勝(21・4%)
6 大山ヒルズ 12勝(26・3%)
7 吉澤ステーブルEAST 11勝(25・4%)
8 グリーンウッド・トレーニング 9勝(17・2%)
9 宇治田原優駿ステーブル 8勝(13・1%)
10 阿見トレーニングセンター 6勝(10・2%)
※競馬サイト「馬トク」からのデータ