【阪神5R・2歳新馬】グランテストが好位から抜け出し快勝 今野調教師はJRA通算200勝

坂井騎乗のグランテスト(左)がゴール前抜け出す (右は2着のスモーキンビリー) (カメラ・高橋 由二)
坂井騎乗のグランテスト(左)がゴール前抜け出す (右は2着のスモーキンビリー) (カメラ・高橋 由二)

 11月19日の阪神5R・2歳新馬(芝1200メートル=14頭立て)は、3番人気のグランテスト(牝2歳、栗東・今野貞一厩舎、父ロードカナロア)が先行抜け出しの正攻法で初陣Vを飾った。勝ちタイムは1分10秒3(良)。

 スタートは速くなかったが、すぐに勢いがついて先行集団へ。外の3番手を抜群の手応えで追走した。余力十分に直線を向くと、残り1ハロンを過ぎて先頭に立ち、2着に1馬身半差をつけた。

 坂井瑠星騎手は「調教通りの走りでした。いい内容だったと思います。まだ気性に難しいところがあるので、うまく向き合っていければ」と笑顔で快勝デビューを振り返った。

 これがJRA通算200勝となった今野調教師は「パドックで急に気合が乗り始めて心配しましたが、ゲート裏で落ち着いてくれました。遅かったゲートは必死に練習しました。現状は1200メートルが合っていますね。落ち着いて運べるようになれば、もう1ハロンくらいは延ばせそうかな、という感じです」と今後を見据えた。

 節目の勝利についてトレーナーは「今年中に達成したいと思っていたので、クリアできて良かったです。いつも支えてくださっているオーナー、牧場関係者、厩舎スタッフのおかげ。これからも一つ一つ、丁寧に頑張っていきます」と話した。

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