阪神11R・マイルチャンピオンシップ・G1・馬トク激走馬=セリフォス
前走の富士Sでは4コーナー11番手から、前を行くソウルラッシュ、ダノンスコーピオンを差し切りV。上がり3ハロン33秒2はメンバーNO1の鋭さだった。追い出しをギリギリまで待って一気のギアチェンジ。中内田調教師が「体がしっかりしてきた」と振り返り、藤岡佑騎手が「G1馬になる資格がある」と話したように、ゴール前でやや甘さを見せていた馬の一変の加速力に、夏を越しての成長、充実が感じられた。
直前は栗東ウッドチップで初コンビを組むレーン騎手が乗って7ハロン99秒3―11秒3。ラストは鋭く脚を伸ばし、さらなる上昇をアピール。「いい馬。状態に満足しているのでレースが楽しみ」とジョッキーも手応えを隠さなかった。重戦車ダイワメジャーを父に持ち、490キロの脚長で推進力あるパワフルボディー。水分を含む馬場は初体験も、むしろプラスになる可能性があり、ここは期待大の一戦。