◆バトルボーン(11月27日、東京11R・ウェルカムS、芝2000メートル=1着)
スタートしてからハナをいったアールバロンにぴたりとつけて大外16番枠から2番手を追走。直線に入って残り500メートルで並び駆けると、一気に抜け出した。その後、外からレインフロムヘヴンが勢いをつけて加速。それでもまったく前を譲らない。未勝利から3連勝で迎えた準オープンの初戦とは思えないほどのレースセンスで頭差ながら勝ちきった。
クリストフ・ルメール騎手は「強かったね。良かった。いいリードホースがいましたね。マイペースで走ったら全然問題ないです。タフですね」と強さに驚いた様子。昨年11月のデビュー戦こそ天皇賞・秋3着のダノンベルーガに2馬身差の2着だったが、未勝利戦から4連勝で一気にオープンまでのぼりつめた。中山で2勝、東京で2勝。競馬場問わずに安定した力ではなく、勝ちきる力を発揮できる。古馬相手にも堂々たるかちっぷりの3歳馬。楽しみしか感じない。(恩田 諭)